“糖尿病を患った方が安心して療養生活を続けられますようお手伝いする” それが当院に出来る社会貢献と考えております．

糖尿病は血糖値のコントロールが必要な疾病であることはもちろんです．しかしながら更に重要なのは合併症の評価，治療です．具体的には大血管合併症としての心血管，脳血管疾患，細小動脈血管合併症として網膜症(眼球の中の血管が詰まったり出血したりします)，腎臓病(腎臓の機能が低下して身体にとって大事な蛋白が尿の中に出てしまいむくみが出たり，老廃物が身体に貯まったりします)などの評価・治療が必要となってきます．当院にて評価可能な検査はなるべく院内で行いますがそれ以外は他の医療機関に御紹介致します．（近隣の医療機関さん宛に年間100通以上の紹介状を作成しております）また,合併症の進行を更に助長するのが高血圧や脂質異常症，喫煙です．これらの危険因子も同時に治療致します． その際に特に大事にしている事は“単に値を見て薬を処方することがないこと”100人糖尿病患者さんがいらっしゃれば100通りの背景・病態があります．そうしたことを“総合的に診て”治療を考えて行きたいと考えております．