松浦クリニックの歴史

名誉院長 松浦 靖彦

昭和53年(1978年)4月に糖尿病専門診療所として開設された松浦クリニックは令和2年現在で41年を迎えました。現在は初代院長の靖彦に続き、息子の憲一(日本糖尿病学会専門医)が院長を務めています。

私、靖彦は大学にて糖尿病の診療と研究に10年間専念し、学会認定専門医の資格を取得しました。それを実地に活かして地域診療及び予防活動に貢献することが開業のきっかけです。

糖尿病検査の要点と言えば血糖値ですが、開設時にはレントゲンなど最新の機器と並んで、当時世界で最高速と言われた血糖測定器(YSIグルコースアナライザー)を設置しました。検査室で数時間かかる測定を僅か40秒という驚異的な速さで行えた機器です。

院長憲一はより良き診療のため、内外の学会に熱心に出かけて絶えず有用な最先端の機器を取り入れています。この伝統は今でも、またこれからも受け継がれていきます。

このクリニックのもう一つの特徴は患者さんの側に立った医療の提供です。日本糖尿病協会という患者さんのための啓発組織がありますが、松浦クリニックは開業の年にその地域分化会を作り、名前を渋谷に因んで【ハチ公会】という名前で新たな患者交流組織を発足しました。
東京都内では第26番目でしたが、今となってはかなり古い組織となりました。例会や総会など、今日も熱心な活動を絶えることなく開催し続けています。

設立当初からのスローガンである<患者の側に立った糖尿病医療>は変わらずに実行していく予定です。